May 02, 2014

対米従属という宿痾

ジャパン・ハンドラーと言われるアーミテージ、ジョセフ・ナイ という人達が、鳩山を笑いものにしていたので、鳩山の側の主張も聞いてみたいと思い図書館から借りた。
「普天間を国外、最低でも県外に」と鳩山が言い、実際に鹿児島県の徳之島に移転を水面下で進めていたことなど興味深いエピソードが満載。普天間移転のため外務・防衛の官僚の数名を秘密裏に会合したところ翌日には、全国紙にすっぱ抜かれていた(笑)
官僚に面従腹背を決められ、ドンキホーテとなっていったのは自身の甘さもあったのは否めない。但し冷戦時代に、対ソ連という意味で北海道に米国基地が作らなかったのは、あまりに近いと、敵から殲滅されてしまうリスクがあるため、ある程度は距離をおいた地点に基地を作るべきという発想もあり、仮想敵国を中国と仮定した場合、沖縄ではあまりに近すぎるという問題意識は、少し関心した。

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January 19, 2013

十八歳からの十年介護

武田ランダムハウスジャパン
発売日:2011-10-26

元日テレ、現在、東京MXTVの「5時に夢中」のキャスターをやっている町亜聖さんの母親の看護記。
改めて認識したのは、家族の誰かが病に倒れるとあたり前のことがあたり前でなくなる日常と、家族の絆の重要さと言ったところか。

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超訴訟社会 (コンパクトシリーズ)

アメリカの法文化がよく理解できる。

日本でも権利意識が高まり、日本がアメリカのような訴訟社会を招く「予感」がするというのが基本的な構成。権利主張をする「モンスター」や「クレーマー」の例があげられているが、以下の点から、訴訟社会にはならないと私は思う。

■日本の「モンスター」や「クレーマー」は、実際に訴訟を起こすわけではないし、そもそも日本で訴訟するには金がかかる制度、アメリカのような成功報酬型訴訟が少ない。
■裁判官がわりと自由に判決を下す、どちらかといえば行政型の裁判実務
■著者も書いているようにアメリカでは社会保障制度が不備で、金持ち(deep pocket)からかねを巻き上げて、医療費・生活費に当てようとする人たちが多いし、社会もそのような機能を裁判所に期待している。(逆に日本は行政がしっかり社会福祉・社会保障をやり、富の再分配を実施する。)

2008年出版とあり司法改革による弁護士の供給過剰となる状態を打破するため、なんとか法化社会が来るので働き口を増やさないといけない、という背景があったので、こんな本が書かれたのではないかと勘ぐってしまう。

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原発再稼働「最後の条件」: 「福島第一」事故検証プロジェクト 最終報告書

元原子炉設計者としての知見を生かして、大前研一がまとめた本。
大前氏がGEの設計ミスを指摘する発言をしていたため、とせこら辺がGEの設計ミスなのか知りたくて読みたくなった。
また、一国民としても原子力発電に対して、是か否かを判断するために読みました。記述は平易で読みやすいです。

個人的には、地震と津波により
①海水冷却系の停止、それによる非常用発電機停止
②搬入口からの浸水により非常用発電機、電源盤の浸水

           などが設計ミスにあたるかなと思いました。

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脱出記―シベリアからインドまで歩いた男たち (ヴィレッジブックス)

ソ連のシベリアにある収容所を脱出し、ゴビ砂漠を縦断、ヒマラヤを乗り越え、インドへ脱出した男たちのサバイバル・アドベンチャー。
実録らしいですよ。下手なフィクションより面白い!!

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「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)

著者は日本赤軍の重信房子の娘だそうだ。

エジプト革命が話題になったが、「アラブの春」の中では、チュニジアやエジプトと、リビアでは「革命」の性質がまったく違うと。
リビアのカダフィには「アフリカ合衆国構想」があり、金本位の地域通貨(ディナール)をつくる動きがあった。それを阻止しようとした米国・欧州によるNATO軍はインフラを空爆し、政権崩壊後の外国資本参入の素地をつくったというのだ。(カダフィのリビアは、世界最大級の福祉国家だった)

ここでもアメリカのご都合主義が見え隠れしている。

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督促OL 修行日記

債権回収の参考になると思い購入、
・多くの顧客に電話をかける。
・そのため一人当たりの時間を短縮
・怒鳴られてもすぐに立ち直る方法を身につける。
・交渉の効率を上げるため使う言葉わ決めておく。
・付箋モード

また労働には肉体労働、頭脳労働のほかに感情労働がある、という指摘は面白い。

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汚名-検察に人生を奪われた男の告白 (講談社プラスアルファ文庫)

佐藤優の「国家の罠」を読んだあとに読んだので、国策捜査の実態にはさほど驚かなかったが、鈴木氏の人柄がよくわかり、わりといい本だったと思う。

検察の情報を大本営発表のごとく垂れ流す”報道”。それによってつくられた偽の”世論”を背に動く検察。世の中に公正・中立なんてあるのかな、ないな、やっぱり。しかしメディアはニュース・ソースが何らかの意図をもって流しているであろう情報を検証すべきだろう。無理か、そんなこと。

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僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

マルクスの『資本論』と
ロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』の
視点を取り入れた、働き方に対する提言。

毎日毎日100%の力でジャンプする働き方でなく、積み上がったものを使いBS的な観点で資産・財産を形成して、働き方を変えていく(少しでも楽に)というのが味噌らしい。
考え方は分かるが、ではどうやってという具体論は各自考えてね、ということらしい。マルクス経済が未だ死んでいないことを判りやすく示した本、というか資本主義って結局そうよねーと関心させられた感じ。

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日米同盟vs.中国・北朝鮮 (文春新書)

以下、印象に残つた点

1) 日本の安全保障の道は3つあり①米国との同盟、②独自に核武装
③中国との同盟 
  日本という国は結局①をえらんでいる。

2)安全保障にはハードパワー(軍事力により相手に自分のして欲しいことを押し付ける) + ソフトパワー(自分の望む方向に説得する)とスマート・パワー(二つの概念を組み合わせたもの)という概念がある。

3)沖縄海兵隊が核兵器による抑止力の人質となつている。他国から日本が攻撃された場合、米国が逃げずに他国と戦うための保証が沖縄の米軍である。よって地理的に台湾・東南アジアに展開するためにもアメリカ基地は沖縄をでることはできない。(鳩山はこの点を首相になった後に気づいた。)

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