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September 03, 2005

貫と筋交 / 「大工の木造」と「エリートの木造」

自宅の近くで注文住宅らしき家の建築が進んでいます。見ていると貫構造なのですよ、これが。

「貫」とは、このようなものです
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「二百年もつ家がほしい」伊藤勝 では、「柔構造」なので「揺れるが強い」と記載されています。
また鵜野日出男氏のご推薦の「日本の木造住宅の100年」坂本功 監修を読むと、日本における軸組構法は、明治時代から別々の構法が並立してきたらしい。「一つは江戸時代の技術の流れを伝承した流れで、これを『大工の木造』。」「もう一つは濃尾地震後に西洋流の木造技術を参考にして我国の木造構法を耐震的にしようと大学出のエリート達により提唱された技術の流れで、これを『エリートの木造』と呼ぶことにしよう。」ということだ。

貫構造は前者にあたり、筋交等は後者に当たるとのことらしい。

ちなみに鵜野日出男氏は、「21世紀の日本の木構造は、主役となる次の4つと、端役でしかない2つにきちん分け、議論すべきだと考えて」おられるそうです。

(主役)
(1) 5寸の柱と7寸以上の大黒柱を中心にした古い民家(大貫木構造)
(2) 3寸と3.5寸の柱を中心とした筋違と木摺の戦後の軸組木構造
(3) 集成材と剛金物を中心としたエンジニアウッドの剛軸組木構造
(4) ツーバィフォーのプラットフォーム構法とバルーン構法

http://homepage3.nifty.com/net-forum/honnne/honnelink/20030402.htm

大工の木造、エリートの木造、大貫構造、軸組木構造、剛軸組木構造、ツーバィフォーと、どれが良いのか俺にはよくわかりません。(俺の家は"剛軸組木構造")

しかし、これだけは言えることは、現在の木造軸組は日本古来の在来工法ではない!というこです。

こういった貫と筋交、「大工の木造」「エリートの木造」の区別も無視して、「日本の気候に一番合っているのは木造軸組工法です。法隆寺などに代表されるように、千年以上も寿命をもった素晴らしい建築物。」と言うような意見は明らかに間違いです

●ちなみに俺の家の近くで建築中の物件は、プラスチック系断熱材のカネライトフォーム(40mm)を貫の外側に張り、更にその上に、同じくカネライトフォーム(30mm)を外張りで施工しています。

俺から見ると、次の問題点があるように思われるが、ご近所なので、指摘してトラブルになると近所づきあいしにくくなりそうで、怖くて訊けません。

【問題点】
①筋交の間に断熱材を切って貼り付けているが、気密はどうやってとるのか?
②気密をとる場合、気密テープを使うのか?使った場合経年劣化の対策はとっているのか?
③なぜ、火災に強いネオマフォームでなく、カネライトフォームなのか?
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その他、俺の勉強不足だが、床断熱(基礎と土台の間にネコ土台をかませ通気している。)のようだが、床断熱の気密の施工はどうやるのか?プラスチック系断熱材とその隙間を現場発泡ウレタンでやるのか?

やっぱり高気密高断熱のうち、高断熱は断熱材を厚くふけば(施工すれば)簡単にできるけれど、高気密っていうのは難しいよね

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Comments

おたくの言い分を、このブログでちょっと読ませて頂きました。
まぁ、考え方としては悪くない。

「現在の木造軸組みは在来工法ではない」
  (↑)
その通り!

現在に蔓延っている「在来工法」を実際に見てみると、実に技術は乏しく、理屈に合わない事をしている箇所も非常に多い。

特にヒドイのが、都市部に存在する「大工」。
コイツラはは、当方からすれば「日曜大工」クラス。
あまりにヘタクソで話しにならん!
こんな奴等を基準にモノを考えてもらっては、こちらもいい迷惑。

ちなみに「高気密」は「保温」には良いが家の耐久性と人への人体影響には非常に悪い。

まずは「シックハウス症候群」等の勉強もしてみては如何か?

何でもかんでも新しい物が全て良いとは限らない。また、都市部では耐火に関しても最重要項目。

田舎では家と家の間に距離が離れている事が多いため、木造建築の方が快適に暮らせる。しかし都会では家と家の間隔が非常に狭いため木造は不向き。鉄骨造やコンクリート造等の火事で燃え広がらない家が条件になる。

何でも一緒にして物事を考えてる以上、建築の歴史を語るのは控えて頂きたい。

Posted by: 通りすがりの大工職人 | January 27, 2007 at 12:00 AM

コメントありがとうございます。
でも高気密は、保温というより換気・除湿に関係しますし家の寿命も高気密のほうが長くなるはずです。(換気による結露防止)

現在、新しく建てる一戸建には機械換気設備が義務付けられていると思いますが、機械換気設備も「高気密」のほうが、換気がよくでき「シックハウス症候群」の防止につながると思います。

詳細は添付のURLを参照ください。
http://www.mokusei-kukan.com/koudankouki.html

Posted by: HAMADA13 | February 01, 2007 at 02:27 AM

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Tracked on June 22, 2007 at 06:11 AM

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